いしかわゆき (著) 「書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力」Kindle版【Amazon Prime Reading対象で興味があったので読んだ】

Amazon Prime Readingで何か読む物を探していて興味がありましたので
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 いしかわゆき (著) 「書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力」Kindle版【Amazon Prime Reading対象で興味があったので読んだ】
を読みました。「日記・SNS・note・ブログ「続かない」と悩む全ての人へ」とありますが私の場合はブログは
2003年10月: YUU MEDIA TOWN@Blog Archives
から。日記であれば静的HTMLで
2000年04月: YUU MEDIA TOWN@Blog Returns Archives
2000年4月頃から開始(今はその日記をブログに移植しました)、未だに書くのは継続しているので書き続けるモチベーションをあげる部分はそんなに必要ありませんが、その他の部分でいろいろ興味ありそうな話はありました。

その話とは別なのですが
「ポエトリーリーディング」というものをご存じでしょうか。自作の詩を朗読するアートをさし、ラップミュージックにのせて伝えたり、ビートボックスとコラボレーションしたりと、その形態は様々です。

この単語を初めて知ったのが
[第135話]チェンソーマン 第二部 - 藤本タツキ | 少年ジャンプ+
[第135話]チェンソーマン 第二部「センチメンタルドライブ 作詞作曲 三鷹アサ」「ポエトリーリーディングだからっ!」

だったのでこの単語が出て来た時、つい笑ってしまった。


あと日記や文章を書いているのはあくまで自分の為、27ページの「自分について語る事は恥ずかしいことじゃない。「自分のために書く」と決めて好きに書いてみよう」とありますがこの状態ですね。「「誰かの為に書こう」「誰かにとってタメになる話を」なんて考えるのは、もうちょっと先の話」という事でその先の事は考えてませんでした。


P32の「文章を書くことに慣れようとする時、「誰にも見せない前提で書く」というのはとても大切です。なぜなら「誰かに見せる文章」と「誰にも見せない文章」は本音度合いがまったく違うからです」

確かにこれは有用だと思う。そして私も公開できるものに関してはブログに書くけど、書けないような情報や想いは特にツールが決まっていないのでいろいろ分散してしまってる感があり、ブログほど文章を作成していないんですよね。自分を客観的に見る、あの時の自分はこう思っていたのか、というのを知るにはこの誰にも見せない文章の情報量をあげていく必要があるかなぁ、と。

P48
手書きが持つウソみたいな「魔法の効果」
「手書きをすると達成率が42%上がるから」
└その根拠となる実験のお話も書いていますが、紙に文字を書く、というのも確かに重要だと認識はしているのですがスマホやパソコンで文字を打つよりどうしても敷居が高いというよりは個人的には手軽ではなくなってるんよね。だいたいやりたい事リストや何か紙にメモする際はノートだけど、もう少し小さく取り回ししやすいのでやった方がいいのかも。

P54
「書き続けるために、「習慣化」させる。無理なく日常に落とし込めば、努力はいらない」
私の場合はもうブログを書くことが習慣化しとりますな。


P90 P91
「「楽しかった」「大変だった」など、一言で済ませられるような事も、「どうしてそう思ったんだろう?」と掘り下げる事が思考を深める練習になります。それを続ける事で、何気ない本当にどうでもいいことも、面白おかしく脚色できるようになり、「書いてみよう」と思えるようになります。ポイントは、無理やり学びに結びつけること。次の段階の話ですが、ただの日常を読んでもらえる文章にするコツです。「なぜ?」の観点で日常を掘り下げる事で、自分でも気づいていなかった発見にたどり着けるので、学びがなさそうなところから無理矢理学びを捻り出せるようになってくるのです」
「日常ツイートは日々の出来事をそのまま書かない。掘り下げることでネタに昇華させられる」
こちらはメモ。


P150
読ませる系のタイトルの話でパワーワードと主観を入れる、と。私の場合、自分向けに書いてるのもあり、あとで検索で引っかかりやすいものを使う事が多いですなぁ。リンクをクリックして読んでもらうというより、確かこういうキーワードであれを探し出せるよな、的な。
タイトルは確かに重要でございますので、自分の目的+読ませるタイトルも考えてみるかな。


P183
「「モーニングページ」というワークが紹介されていました。毎朝30分、心に浮かんでくるものを、とにかくなんでもいいからノート3ページ分に書きとめるワークです。これは脳の中を掃除して、創造性を高める事が目的とされています。私はこれを応用して、ベッドに入ってから眠れない時、「何か考えている事があるのかな?」と、一度起き上がってノートを広げ、思いつくままに言葉を書き出すようにしています。心の中にあるモヤモヤを紙に吐き出すようにワーッと書いてみると、不思議と頭がスッキリとクリアになって、よく眠れるんです」
「「書く」ことで正体不明のモヤモヤを可視化できる。ひとりで悩みを解決したいときは書いてみよう」
メモ。幸い、最近は眠れない事はほぼありませんが、時より、頭の中がもやってる時はございますね。とにかく形にする必要はありそう。そういう場合はやはり紙にメモがいいのかなと。

P194
「実際にはあなたは寝ていただけかもしれないけど、そのあいだにも、あなたが過去に書いた記事やツイートが不特定多数の人に読まれて勝手に働いてくれているんだよ」
「一度公開した文章は、自分の知らないところで勝手に誰かに読まれ、広まっていく」


そういうのを実感するのは例えばいいねや実際にメールやSNSでの反響かもしれませんが、アクセスログ解析見ていてもそういう手応え感じる事ありますね。


P198~200
ちょっと長めの引用になりますが
「でも、あなたが書いた文章は確実の残り、人生の軌跡になります。振り返れば、「こんなに積み上げたんだ」と実感することができて、自分が少しずつ前へ進んでいる手応えが確認できるのです。わたしはこれまでずっと文章を書いてきたとお伝えしましたが、実は大学に通っていた4年間は、レポート以外の文章は一切書いていませんでした。キャンパスライフを送るのに精一杯で、ブログを書くこともなくなり、日記を書く習慣も消えたのです。そのときにやっていたことは、なんとなく朧げには覚えています。仲が良かった友達の事や、サークル活動、バイトでの苦い思い出・・・・でも4年もの月日のなかで、何を思い、どんな行動をしたのか、どんな毎日を過ごしていたのか、一体なにを考えていたのか、細かいことがまったく思い出せないのです・・・楽しくて大切な時間だったはずなのに、一切の記憶がない。書き残されてないから、何も振り返る事ができない。だから、自分の考え方がどれほど成長したかもわからない。すごくもったいないことをしたと、未だに後悔しています。


個人的にこの本を買って良かったと思ったのはこの部分を読めたからかもしれない。個人的にも同じような事で思う事があります。この方はもともと日記や文章を書く習慣があったのにその4年間は書くことができなく記録が残らず。私の場合は1996年~2000年までの新聞奨学生+専門学校生時代、日記は書いておりませんでした。個人サイトの1コンテンツとして何かのイベントに行った時やニュースがあればその感想、時々日記的みたいのは書いてましたが、
2000年01月
1999年08月
1999年06月
1998年10月
1998年09月
1998年08月
1998年05月
1998年04月
1998年03月
1998年02月
1998年01月
1997年12月
1997年11月
1997年10月
日記を書き始めたのは社会人になってから。

書き続けていて人生が充実したかはわかりませんが、「こんなに積み上げたんだ」と実感する事はできています。なのでこの本を読んでいただいたり、とにかくできる事ならすぐにでも日記を書いたり文章を書いてみてほしい。1996年~2000年は北海道札幌から上京、働きながら学校に行く、クソ忙しいながらゲームもやりまくってるし、寝る時間も少ないのによくぞあそこまで動いていたな、という時代でした。そういう記録がほぼない、というのはね。学んだ事、思った事、その他その他、マジで上京してから書き始めていれば良かった、それこそすごくもったいないことをした、という思いはあります。初めて携帯(PHSですが)持った時の感想とか、思い出して書くのはともかく、そういう生の感想、今はもう書けないわけじゃん?!


日記を書き始めてから方向性としてはそんなに定まってはいませんでした。今の形に終着した、続けていける原動力になったのは
「手帳ブログ」のススメ(2006年04月30日 (日曜日))
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を読んだからかな。
・・・・2006年の本か・・・・・・


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「1人の日記ならば存分に吐露できてた思いが書き出せなくなるのは良い事ではありません。他の人と共有するためのノートを持ちつつ、しかし「自分だけのノート」も確保しておくのが、インターネット社会である現代の1つのコツになるでしょう。」
これも思い出した。