これ、読んどいた方がいいのかな・・・「リベラリズムはなぜ失敗したのか(パトリック・J・デニーン)」と思った日経の記事「〈直言〉トランプ氏、ただの「乗り物」 パトリック・デニーン(Patrick Deneen)氏 政治思想学者」

だいぶ前の日経の記事なのですが保存している記事を見直していて
〈直言〉トランプ氏、ただの「乗り物」 パトリック・デニーン氏 政治思想学者 - 日本経済新聞
「トランプ米大統領が掲げる「MAGA(米国を再び偉大に)」運動は戦後の国際秩序を支えてきた「リベラリズム」を壊そうとしている。その理論的支柱とされるのが米政治思想学者のパトリック・デニーン氏だ。トランプ氏は世界で広がるエリートへの不満を積んだ「乗り物」に過ぎないと主張する。」
という記事。

「皮肉なことにリベラリズムは『成功』するほど失敗していった。例えばかつての共同生活には助け合いがあったが、人々は隣人に助けを求めなくなった。米国には長い間、自己犠牲を尊ぶ古い伝統があったがそれらは失われていった」

「経済的なリベラリズム、米国流で言えばグローバル化した市場を重んじる新自由主義が批判を浴び、個人の自由や権利を極端な形で追求する左派リベラルも批判にさられている。リベラリズムの危機が分断を生んでいる」

「極めて少数の人々に資本主義の恩恵がもたらされ、政治的な不安定を生んでいる。古今東西の政治思想家が一致するように、社会の繁栄を人々が分かち合えているという感覚が行き渡らなければ政治的な安定は得られない


この辺、重要よなぁ。


「彼は不満の受け皿になっただけだ。無視されてきた数多くの人々が存在していることを本能的に見抜く才覚に優れていた。ビジネスマンとして、ワシントンのエリートが気づかぬ政治的な市場がそこにあることに気づいた」

「右派であれ左派であれ、ワシントンのエリートたちは彼の『成功』にショックを受けたことだろう。ただ、トランプ氏が不満を生んだのではない。前からずっとそこにあったのだ。彼は(その不満の)乗り物になったに過ぎない」

「この現象は一過性のものではない。トランプ氏に投票した人々を差別主義者に過ぎないと見下すことに関心を払うのではなく、なぜこの現象が起きたのかを理解する努力をすべきだ」


これは今の日本もそうだよね。一部新規政党の伸びが参院選でも注目されているけれども、そういう方々がなぜその党に投票しようとしているのか、それを理解しないと。そしてその不満を理解し解決するための方法を提示しないと、いくらヤバいヤバいと騒いだところで票を獲得し、勢力を伸ばすやろね。

どちらにしても
結局はエリート層の孤独や左側の劣化が結果に?アメリカの2024年大統領選挙で第47代大統領に共和党のドナルド・トランプ氏当選確実に(2024年11月 6日(水曜日))

あたりを思い出しますわね。

リベラリズムはなぜ失敗したのか(Amazon)
└アフィリエイトリンクです。
「オバマ元米国大統領がフェイスブックで称賛し(2018年7月16日、12月28日)、アメリカで話題になった本。」
こちらの本、買って読んでおいた方が今後の世の中の動き、わかるかな?Kindle版はないのね・・・・・・

関連
パトリック・デニーン「米国では民主党が長い冬眠期間に入る可能性がある」 | クーリエ・ジャポン