週刊東洋経済2006 9/9号で「通販の力」と「アップルMac復活の全貌」という特集が掲載されていました。通販の力は「こんな商品がなぜ売れるのか?」という特集。売り上げが落ち込むスーパー、コンビニ、百貨店等のリアル店舗に比べ通販は伸びていると。その好調な理由を見ているとやはり情報力が大きな武器になっているようです。
例えで紹介されていたのが「針のいらないレコードプレイヤー(レーザーターンテーブル)」の話でオーディオ専門店でデモをして売っていても全然反応がないと。店員が商品の事を理解出来ていなかった為=客に説明できず、という事でその接点で既に失敗していると。販売チャンネルをネット中心の直販に変え、レコード音楽が好きで大切にしている客に絞り込んだ所、同社の道は大きく開いたという。ネットであれば顧客の疑問に自分たちで答えられる、という事で。(かなり話を省いていますので読みたければ雑誌を買いやがれ)
そして通販の餃子がスーパーの店頭販売より美味しいのはなぜ?という記事も。とある業者では普通のスーパーにも餃子を卸す一方で通販もしている。そしてネット上では通販の奴の方が美味いという評判。スーパーに卸している奴も通販の奴も材料も成形ラインまで同じ。ではなぜ味が違うのか?異なる点はスーパーに卸す餃子は日持ちを持たせるためにスーパーに卸す前に一度、蒸しているんだそうです。成形しただけの餃子は日持ちがしないので加熱処理を施して冷凍保存、一方通販用の餃子は陳列の必要がないから生のままの餃子を急速冷凍。つまりスーパーで売っている餃子は2度、火を通すことになる。それが味の違いだという。
そして携帯通販にも触れており、伸びまくりでやばくね?というような感じ。その他、クチコミによる広告効果(いわゆるバイラルマーケティングという奴かね)やラジオの時間帯による売れ筋の変化(朝は高齢者が聞いているから比較的高価な物が売れ、昼間は単価が安い物になるという)等の記事がありました。
後はJALとANAの通販の紹介もありました。ANAの商品の売り上げで1位はやっぱり

〈ANAオリジナル〉ANAユニフォームコレクション
だそうです。
そしてJAL系列でもANA系列でも扱っておきながらANAの方が売れている商品というのが

ひとり御膳
いわゆる電子レンジで米が炊ける商品。
その違いは説明文のストーリー性にあるという。「炊きたての米が食いたくなる事もありますよね?」→「米を研ぐのが面倒?今は無洗米もあります」→「着替えてビール飲んでる間にできあがっちゃいます」と所要時間15分の説明もリアルで料理家の写真も入れて権威付けも忘れない。
どっかの通販サイトの担当者の話で商品の説明でストーリー性を持たせると売れまくる、とかいうのは聞いたことがある気がしますがまさにそれを実践しているのですね。
ついでにJALUX(JAL)の担当者が見つけたという幻のコーヒーはちょっと飲んでみたいかも。2瓶で6500円と高価だけど限定300個で販売したら260個が売れたという。その珈琲とは「アラミドコーヒー」、フィリピンの森に住むジャコウネコはコーヒーの実が好物。コーヒー豆は消化されずにフンとして体外に排出されるのでそれをプロのコレクターが採取して綺麗に洗浄。日本で焙煎してできあがる代物だという。ジャコウネコはバナナやマンゴー等のフルーツを好んで食べる為にコーヒーは甘くて独特な香りがするという。
生協の通販関係にしても実店舗じゃ、説明員が説明しなくてはならないような商品(理由(わけ)あり西瓜等)もカタログだと詳細な説明文を掲載出来るし、なぜ?という疑問にも説明出来るからこれまた売れると。
「アップルMac復活の全貌」に関しては今までのアップルとジョッブズの話が掲載されております。マイクロソフトのiPod対抗品、Zuneについても一部の話としてはiTunes Music Storeで購入済みの楽曲ライセンスを無償提供する破格のサービスを行い、力ずくでアップルの牙城を崩す案も検討されているという。
流石にそれは無理じゃね?と思うんだけどマイクロソフトだからな。
なかなか楽しい特集でした。
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トラックバック時刻: 2006年09月06日 19:45
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『2桁成長の快進撃』
週間東洋経済 2006年9月9日号の記事です。
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