去年には
★ガイアの夜明け「リサイクルを問う(ペットボトル・古紙 資源ゴミが“カネ”になる・・・)」(2008年07月08日 (火曜日))
というタイトルで過熱する資源バブルの話をやっていたのが一年の経たないうちに恐ろしい程落ち込んでしまいました。バブルというのは恐ろしい。
そんなんでリサイクルショップとか中古品とかを売るビジネスが紹介されたりしておりました。トレジャーファクトリーとか。このご時世だとハードオフとかも客入りいいんでしょうね。少しでもお金が欲しい場合はいらないものを売り(今は処分するだけでもお金が必要なので二束三文どころか処理費がかからないだけマシかも)、買う方は少しでも安いものを求めるわけで中古にしても再生品にしてもまあ使えれば問題ないわけで。
そして廃プラスチックやペットボトルはどうなったかというとこれもまた凄い落ち込み。2008年6月に取材した時に登場した大都商会さんは日本中を飛び回り中国に送るものを買い取っていましたが最近の近況はかなり厳しいらしい。去年の映像だと笑い声が溢れていましたが今は厳しい表情。
そして国内のペットボトル処理工場(東京ペットボトルリサイクル)。去年はものが全部海外に出て行って工場が稼働しない、助けてください!と言ってましたが今は工場は普通に稼働状態。しかし良い状態かというとそうではなく再利用するために処理しても買ってくれるところがない。主に車のプラ系に再利用されていたようですが車が売れなくなり・・・・リサイクルとかそういうのが景気に左右されてしまいちゃんと動いているといえるかどうか・・・
最後に登場したのがウツミリサイクルシステムズ。日本には回収に見合う内需がない・・・と。
ここの会社の珍しいところは再利用した原料を使用して製品まで作っているところ。卵パックを作っていたり。卵パックは特殊な構造で断面を見てみると再生品を新品で挟んだ三層構造に。表面に新品を使うのは衛生面を考えてのこと、そして卵同士がぶつかりにくくなる工夫もしてあります。
リサイクルに関してもリサイクルは異物との戦い。不純物を徹底的に、ミクロ単位のものすら取り除くシステムを構築。そして日本で唯一再生品を新品と同様の強度を実現するシステムを2億円で構築。
不純物を取り除き強度も新品と同様、純度の高いプラスチック原料を精製。それを海外に売ったりとか。
工夫すればいろいろな道があるもんですね・・・・
前のバブルの頃のガイアの夜明け見て
・・・・北京オリンピックが終わり何かしらの影響で中国ののびが止まった時にどうなるかですがね。
高騰が続いているからといってバブルっぽく設備投資していきなり需要がなくなりましたじゃ洒落にならないのでやはり先の時代を読む能力が必須となりそうです。いろんな意味で。
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