2010年3月4日日経産業新聞にサムスン元常務・吉川氏に聞く「電機の日韓逆転 危機意識の差」という記事がありました。
ご存じのとおり、日本国内ではサムスンのテレビとか探すのは難しいかもしれませんが世界的にはサムスンブランドの商品があふれております。日本の電機メーカーもかなりの市場でシェア的に負けているような感じ?サムスンの強さとしては
「サムスンのやり方は日本が開発した製品を、技術や機能の観点で分解していき、次にそれらを組み立てていく。そして新興国には機能をそぎ落として価格を抑えるなど製品ごとに松竹梅を揃えて適正で売るから支持される」
とあります。
まあこの辺はネットやら新聞やらでだいたい似たような話は見ているのでそうですよねとしか思いませんが技術開発について「韓国勢は日本のようなイノベーション(技術革新)は起こさないし、そのための基礎研究に興味がない。基礎研究は日本に任せて、デザインやマーケティングなど販売に直結する領域に注力する。その意味で韓国勢は日本が隣国という地の利がある。日本は知財に無頓着。優秀な人材を引き抜く事が出来た」
と書いてありました。新たな技術開発や基礎研究に興味がないと言い切ってる記事は初めて見ました。まあ今までの私が見ていたサムスン関係の記事を見ていればそういう方向で動いているのだろうなとはわかっていましたけどここまではっきり言い切るとは。
それにしても日本が隣にある地の利って聞くと本当かどうかわからないけどフィリピンのアローヨ大統領 「韓国が羨ましがられる理由 “日本が隣にある”」を思い出すな・・・
「イノベーションを(自社ブランドの製品で)囲い込まず、オープンにして仲間を増やす。技術で世界標準を取り、ライセンス料で稼げばよい」
まあ確かにこれはそうとも思いますわね。
そして最後に「デジタル家電の分野で物量で勝つのはもう無理、サムスンもいずれ中国に負ける。日本は原子力など社会インフラの技術も先行している。総合力の勝負ならまだ勝機は十分にある」と。
物量だけなら中国に勝てる気しませんからね・・・
記者の目として中国から第二のサムスンが出てくるのは時間の問題、歴史を振り返れば日本は海外から良いものを取り入れ自分流にアレンジして新しい物を生み出すのが得意なので今は韓国や中国のいいところを盗んで日本流の勝ちパターンをもう一度作り出す、そんなしたたかさが必要ではないかと書いております。
外から良いものを取り込んで云々といってもやっぱり基礎の技術力は必要でしょうから勉学に励んでいくしかないでしょうかね。資源がなんもない国なので。
なかなか面白い記事でした。
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