11月22日日経産業新聞に「グーグルTV インテル主役 分解してみると・・・ ソニー、PC同様の構成」という記事がありました。ソニーインターネットTVを分解、グーグルTVを初めて採用した製品ですが中身は既存のテレビとはだいぶ違うらしい。
製造はFoxconn、主要基板の3つのうち一つはテレビ放送の受信や画像処理を担当しこの基板にあるチップで一番目立つのはルネサスエレクトロニクスのMC10157F1。ソニーの日本国内向けの普通のテレビを分解すると型番が微妙に違うが同一品種と見られるLSIがあったという。共通化でコスト削減ですかね。
もう一つの基板は巨大なヒートシンクをつけたLSIでインテルのAtom CE4100が登場。1.2GHzで動作し普通のテレビの2倍以上の性能。メインメモリも1GBで普通のテレビの数倍搭載(同じような構成っぽいCELL REGZAはどうなんでしょうね?)。
普通のテレビはインターネット機能がついていようと、基本的にはテレビ基板の処理にネット機能を担当する基板が割り込む形が多く脇役扱い。しかしこのソニーインターネットテレビはテレビ用基板から出た映像信号はまずインテルのチップに送られそのでグーグルのソフトウェアが作る画像と合成されて画面に出る、という流れ。
全体の制御を司るのはテレビ基板ではなくインテルチップでまるでテレビ機能内蔵パソコンのようだと書かれています。もうVAIOのOSをWindowsじゃなくアンドロイドにしてテレビにして売っちゃいました?という感じ?
しかしこの構成じゃ早急に独自アプリ入れて独自サービスをからめるか何かしないとすぐに価格競争に巻き込まれてソニーじゃなくても良くね?という感じになりそうな・・・・
結局、この手の電化製品は最終的にパソコンみたいな構成になっていくのかね?ゲーム機や携帯電話もそうだもんなぁ。
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