2012年5月4日の日経朝刊の記事です。独立系コンサルタント オーヴァン・リスクマネジメント・サービシーズが4月19日に都内で中小企業向け年金セミナーを行いました。「厚生年金基金から脱退する方法を教えて欲しい」。これまで2~3社に過ぎなかった参加企業は20~30社に急増しました。
AIJ投資顧問の年金消失問題をきっかけに自分達の基金は大丈夫か?という意識が広まりました。
厚生労働省が公表した578の厚年基金の財務状況を見てみると給付額が掛け金を上回り、積立金を取り崩している基金は314。17基金は今のペースが続けば10年で枯渇、4年強で枯渇する所もあるという。
厚年基金、赤字の補填は母体企業が行う必要があります。金額が金額ですし、そのため銀行が取引見直しを迫る例も出ているとか。
保険関係の負担も大きいし、こういった赤字基金の話もあるので基金脱退を模索する中小企業が増えているとの事ですが実際には簡単に脱退できません。
脱退には多額の一時金が必要になる為です。
例で上げられていたのが東京印刷工業厚年基金。2010年度の積み立て不足は170億円。ある加入社が資産すると社員一人当たり300万円、計5000万円必要という結果が出たという。
中小じゃこれはきついわな。
大企業の多くは2002年から不足分を補えば国に代行部分を返上出来るようになった為、厚年基金を解散。1800あった基金は3分の1にまで減少したが財務余力がない中小は取り残されたまま。
昔から存続している中小はただでさえ厳しい時代にこういうのがあるから大変だな。新しい会社だとよほど福利厚生が充実している所じゃないと基金までは入らないんじゃない?そういう新しい会社群とレガシーな会社群、競争したらやはり厳しいのは・・・・・ただでさえレガシーな所は組織内のしがらみや古くからの効率的でない習慣多そうだし、それを変えるのも大変そう。
反面、長寿企業で長らく利益出している所とかは本当、凄い会社なんだろうなと尊敬しますわ。