2013年6月25日の日経産業新聞、VB経営虎の巻「大企業の中高年層 人材流動化には特訓が必要」という記事です。
大企業で停滞している中高年層を人材難のベンチャーで活かしたいという議論はよくあり、生産年齢人口が減る日本では人材の流動化は間違いなく必要。ただしこれは非常にハードルが高いという。
・報酬が合わない
・大企業とベンチャーの働き方・意識の差
端的にいうと大企業人材はそのままではベンチャーで使えない事が多いという。
・大企業は分業が進んでおり、コピー用紙が切れたら総務に電話だが、ベンチャーでは自分でやる。
・大企業では中間管理職は社内調整が主たる仕事だがベンチャーだと自分で考えアウトプットを作るPDCAサイクルを自分で回す。
└指示待ちでは仕事にならない。当事者意識を持ち、どんどん進めるがそれでいて関係者とは適時情報共有
・大企業の役員経験者だと「提案を持ってこい、決済する」というお代官的な動き方に慣れてしまっている。
「人材流動化の為には、大企業に勤める中高年層鍛え直す必要がある。この過程を経た人材だけを対象にすべきだ。自分で課題を発見し、自分でアウトプットを作り、自分で関係者に交渉してクロージングする。この特訓をし、長年の垢を落とさないといけない。自分より学歴が劣る人間や聞いたこともない会社の若い連中の指示で動くのはプライドが許さない。そういう人にはまずショック療法が必要だ。過去がどうあれ、今の自分の実力がいかほどのものか。ここからだ。」
なるほどね~。それじゃないと大企業で偉くなった場合
「手を動かす仕事から遠ざかる」→「自分で仕事する筋肉と感が衰える」→「経験を積むと目の前の仕事を全力尽くさなくてもこなせるように」→「全力をだす事はなくなってくる」
こういうような人たちがベンチャーに来るとはっきり言って迷惑、せっかく隆興しつつある日本のベンチャーの勢いが鈍化してしまう、と。
流動化も簡単ではないんですねぇ。