新型コロナウイルス(COVID-19、SARS-CoV-2)による緊急事態宣言、首都圏も近々解除されそうな空気になってまいりました。
ただ緊急事態宣言が解除されても新型コロナウイルスの脅威がなくなるわけではなく、依然としてまた感染拡大が懸念されており、東京都に関しても緊急事態宣言が解除されても数段階かけて通常に戻していく事を想定しているようです。
しかしそれで新型コロナ前に戻るかというと・・・・・・3密(密閉、密集、密接)前提はなくならないでしょうし(新型コロナの特性がわかったり、ワクチンや治療薬が開発されなければ)、今後も以前とは違ういわゆる「新しい生活様式」が続きそうです。
飲食店は三密を避けて店内の人口密度を下げる状況が普通となると、飲食店にしても娯楽業界にしても単価を上げるか回転を速めるしか・・・・・(いわゆる首都圏での人口密度の超高い状態による日本の地方と比べチート行為みたいのができなくなる?となれば都心で商売する理由も薄く?)既に東京都内、だいぶ飲食店も自粛疲れというか自粛限界に来て開いているお店もありますし大手チェーンは席を間引いて密接を避けている場合も見受けられます。店によっては密だけど席との間にアクリル板で壁を作って対応しているところもあるようで。
居酒屋も前と同じようなみんなで同じ皿をつまむような提供形態は厳しくなりそう。みんなそれぞれ旅館とかホテルの食事みたいに小鉢とかそれぞれの人用に提供せざるをえなくなればやはりそれも単価上昇や手間の増大の原因になりますわよね。
今までは通勤に便利、様々なサービスが受けられるという事で都心回帰していたと思いますが、今後はリモートワークが増え、出勤の回数とか減るとなると・・・・飲食業界に対しては今まで都心で昼飯食べたり、夜は帰りに居酒屋で一杯の需要もだいぶ減る事になりますし、住宅というか不動産業界にとってはそれなら仕事用の部屋を確保したい、部屋数が多かったり今より広い家に引っ越し、その為には家賃が安い郊外に、みたいな流れに?
これが極まると人口密度高いエリアが敬遠され、日本全国に人が散っていく?
文字通り価値観が変る。
でも結局はそうなるか?検証が進み、たいした事がないウイルスと判明すれば、もしくはワクチンや治療薬が完成すればまた元に戻る?
東日本大震災の時もこういうツイートも見ていて日本は変る、と思いました。
★永続する日常(2011年04月10日 (日曜日))
24時間、日常品と蛍光灯の光に満ちたコンビニの空間は、いわば「永続する日常」の象徴だった。そのコンビニがいまや、むしろ「日常の脆さ」を露わにする空間へと変貌している。数ヶ月にわたって東電域で計画停電が続けば、それが今の小中学生の世代的な原風景にだってなるだろう。
— 森川嘉一郎 (@kai_morikawa) March 21, 2011
★ポップカルチャー「逃避」は終わり? 震災で「00年代」の意識 変化の兆し(2011年05月03日 (火曜日))
おたく文化は、永続する強固な日常(とその閉塞感)を基盤にして成り立ってきた。80年代のアニメはハルマゲドン願望が大きな柱だったし、オウム事件でそれに傷が付くと、重心を近未来から「近過去」のリセットに移して構築されてきた。ところが今や、永続する日常という基盤自体に亀裂が走っている。
— 森川嘉一郎 (@kai_morikawa) March 21, 2011
本当、東日本大震災の時はもう何もかも、価値観も含め変ると思いました。として数ヶ月はそんな状態だったように思えますが、今となっては震災前と何も変らない状況になっているように思えますね・・・・・
新型コロナに対しても同じような感じになるのだろうか?それとも?
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