溜まっていた本を読むので精一杯な日々でありんす。3月16日に発売された本を今頃読んでます。
週刊 ダイヤモンド 2009年 3/21号 [雑誌]
・年収200万以下の人口1032万人
・相対的貧困率先進国ワースト4位
・2008年10月~2009年3月に失業する非正規労働者15万人
・子供に7人に一人が貧困
・ひとり親過程の貧困率 先進国ワースト2位
・生活保護を受けられない困窮者 最低600万人
そんな言葉が続きます。非正規雇用が増えてこの不景気のご時世でありますがこの不景気になる前から生活保護申請の人は増え続けこんな状態に。全国総中流時代の流れもありまして困っていても申請しないだとかそういう話も。
そして貧困をビジネスにする人たち。まだ住所を提供するために役所と交渉して漫画喫茶とかでサービスをやるのはともかくとして生活保護の申請から住居まで提供しますと言いつつも周辺エリアと比べて割高な住居費とったり食費とったりもう自立を支援するというよりかはそういう人たちを食い物にするビジネスも多いようで。あとはゼロゼロ物件とか違法な取り立てを行う家賃保証会社とかもそうですわな。
貧困を生み出すのは孤独もあるし社会の制度もあるしまあいろいろ。再配分も日本は弱いようですし。
最近の日経に出ておりますが失業保険が切れてもというかそういう保険に入ってもいない人たちも多いので職業訓練を受けるのをベースとして生活費給付とかとにかくセーフティネットを充実させるしかないでしょうな。こんな世の中でも仕事を募集している事業もあるわけでそういう所は専門技術を必要としているところが多い。しかし単純作業を望む人たちも多くかみ合わない部分が多数。ミスマッチというか企業が望む人材がいないのもまた問題でありますのですよ。
介護とかは確かに給料も低く昇級も望めない場合が多いのでこの辺は改善の必要があるでしょうが他であれば必要技術を持った人がいないだとかそういうのもあると思うので就業支援というか職業訓練は必要だと思うのです。
日経か何かで工場でやっていた人間がいきなり介護とか資格持っててやってみたけど無理、なんて書いてありますたけどそれはどうにかしないと今後は更に厳しくなるかと思います。単純作業なんて全部ロボットに取って代わられるぞ。ITとかなんとかいってもそれこそ単純作業であればプログラムで自動で出来ちゃうようになれば入力のみの作業になってしまう、そうなれば高い時給の仕事は難しくなる。
高いセーフティーネットのレベルと能力を向上させる政策は必要不可欠かと思いますので(本来であれば自分でそこまでやるのが望ましいのだろうが)、お国には頑張っていただきたい。自由より欲しいのは安定した雇用でしょうから多少社会主義的な感じになっちゃうのも仕方がないのではないでしょうか?
ベーシック・インカム入門 (光文社新書)
山森亮
ベーシック・インカムという言葉も出てきました。
★ベーシックインカムの話(六本木で働いていた元社長のアメブロ)
ホリエモンのブログで初めて知った言葉でした。
とにかく教育、これにつきるかと。上でも書いたけど単純作業はロボットや自動生成プログラムに取って変わられる。もしくは外人さんに。
だからこそ必死に今、勉強したり能力をつけようとしているのですよ・・・・・
正社員をもっと解雇しやすくとか制度的に変更した方が全体的にはいいんじゃ?という話もあり。
ただ・・・昔の人はいいました。当時はもっと貧困だったけど子供は産むし前向きだし、と。今と違いかなり周辺とつながりがあったというのも大きいかもしれませんね。私だって子供の頃は服は親戚のお下がりとかだし。
関係ないがF氏的日常
が相変わらず良い感じね、面白い。
F氏的日常 (九竜コミックス)
福山 庸治