最近増えてきましたいわゆるAndroidやiPhone等のスマートフォン向けが多かったARM系CPU搭載機、最近のMacもそうですがM1とかMx系もARM系CPUでございますな。通常のインテル(Intel)もしくはAMDのx86系CPUのWindows 11ならば普通にシャープのホームページから
★ドライバー/ソフトウェア | ダウンロード | 複合機/コピー機/プリンター関連商品|オフィスソリューション:シャープ
機種を選んでプリンタドライバをダウンロードし、インストーラーに案内されるがままにインストールするだけで済みます。しかしARM系CPUはそうもいきません。
ARM系CPU(Microsoft SQ2とか)を搭載したWindows 11搭載パソコン(特にMS Surface(マイクロソフト サーフェイス)で多い?)で普通にx86系CPUのプリンタドライバのインストーラーを起動すると
「セットアップはサポートされていないオペレーティングシステムを検出しました」でエラーでインストールが出来ません。
じゃあ、どうすればいいの?という事で流石にそれはサポートページに書いてあります。
★ARM版Windowsで印刷したい。|複合機/コピー機/プリンター関連商品|オフィスソリューション:シャープ
「Sharp Print Support APP を使用して印刷することができます。」
プリンタドライバをインストールして設定ではなく、基本的にはWindows 11の「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」→「デバイスの追加」で設定する事が出来ます。一般の方ならそれが普通じゃないの?というところなのですが単なる印刷ではそれで良かったのかもしれませんがプリンタの細かい機能(ユーザー認証、その他そのメーカー独自の機能)を使用するためにはプリンタドライバのインストールが必須なわけです。
このような変更がマイクロソフトがOSの深部に機能を追加するドライバをインストールするという流れを止めたいのが影響しているようです。
先日も
★クラウドストライクが「Windowsブルスク化」システム障害の解析結果を発表 - ケータイ Watch
先日もこういう事がありましたね。
そこでMicrosoftはプリンタードライバーを使用せずに印刷を実行する技術である「Microsoft PSA (Print Support Application)」を使用する方向にもっていきたいようです。ようは印刷する部分はもうマイクロソフトが準備、その他メーカー独自の部分やインターフェイスはメーカーが準備しそれはMicrosoft Store(マイクロソフト ストア)経由でダウンロードさせて設定、の流れ。ぶっちゃけ言ってしまえばMac化した、という事でええのかな?Macの場合、プリンタドライバではなく単なる設定ファイルをインストールしての追加、なので。
だから基本はCPUがなんだろうが関係ない?的な。OSが古すぎると無理ですが。MacはセキュリティソフトもWindows程にOS深部に機能、インストールできないですよね。
★【なぜかSafariだけで】macOS Big Sur 11.5.2のESET CYBER SECURITY PRO使ってたら「Protoscan Proxy Agent」がエラーで一部サイトアクセスできず【FirefoxはOK】(2021年09月02日 (木曜日))
こういうの
「フォーラムにesetの中の人が降臨して曰く、Big Surでkernel extensionが廃止されsystem extensionとなったため、webとmailのネットワーク監視はlocalhostに立てたvpn越しに行うことにした、キモかったらdisableにもできるし我々は通信をspyなどしていないと説明していた」フォーラムにesetの中の人が降臨して曰く、Big Surでkernel extensionが廃止されsystem extensionとなったため、webとmailのネットワーク監視はlocalhostに立てたvpn越しに行うことにした、キモかったらdisableにもできるし我々は通信をspyなどしていないと説明していた https://t.co/lCYVdYhTGD
— 魚田雅彦 (@muota_here) December 8, 2020
その流れですかね。マイクロソフトは独禁法のあれもあってカーネルもしくはOS深部にアクセスする制限は難しいようですが。
で条件を見てると
複合機側に必要な機能:PS 機能
いわゆるPostScritp(ポストスクリプト)、これに対応している必要がありますが例えばシャープの最新鋭機(2024年9月29日現在)のBP-60C26等、1世代古い2661等はPS拡張キット標準対応なのですが最新のBP-40C26や1世代前だと2631だと標準対応しておらず、PS拡張キットが必要になります。だいたい別途有料で手続きが必要になります。
もうARMのCPU搭載しているWindows 11パソコン(MS Surfaceが多いですかね)はPS拡張必須ですかね。
そういう意味ではx86系のIntelやAMDのCPU搭載機も同じようになっていく可能性がありそうです。Windows 12ならなおさらでしょう。
ちなみに通常、Windows 11のシャーププリンタドライバ、シャープからダウンロードしたプリンタドライバをx86系CPUのパソコンにインストールした場合のプリンタプロパティの設定画面は
な感じですがARM系、もしくはx86系CPUでも「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」→「デバイスの追加」で追加すると場合によっては
こういう画面になります。確かに画面だけ似せた、という感じですね。
という事でメモでした。
FUFIFILM(富士フイルム)や京セラのもあとで調べておこうっと・・・・この流れ、この時代でもなお紙に印刷するの?というマイクロソフトからの挑発?(未だにコピー機使って紙に印刷するわけ?とアップルからの挑戦なのかもしれませんが)
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