Buffalo版nasneのファイル共有機能(共有フォルダ)、Windows 11 24H2で設定変更しないと接続不可に(nasneに限らずパスワード制限がないNAS等もアクセス不可に)【SMB】

先日、Windows 11で大規模アップデートの24H2が適用されはじめました。様々な不具合がTwitter(現X)をはじめ流れて来ておりますがNAS(ネットワークHDD)を始め、共有フォルダへのアクセスの設定についても大きな設定変更がございました。
単純にNASを使う場合、特にIDやパスワードで制限かけないでお使いになる場面もございます。特に
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SONY版nasne、バッファロー版nasneにしてもレコーダーではございますがその領域を簡易NAS的に使う事も出来ます。通常、NASとして売っているものは設定する事によりID、パスワードによる制限をかけたりできるものはございますがnasneの場合はあくまで簡易NAS、制限をかける事は標準ではされていないですし、多分ないよね?IDとパスワードでのアクセス制限を設定出来る画面や機能。

でnasneやそういったIDとパスワード制限かけていないNAS、今回の24H2のアップデートで接続出来なくなりました。今まで接続できたのに24H2のアップデートが適用されると
Windows セキュリティ ネットワーク資格情報の入力「組織のセキュリティポリシーによって非認証のゲスト アクセスがブロックされているため」
Windows セキュリティ ネットワーク資格情報の入力「組織のセキュリティポリシーによって非認証のゲスト アクセスがブロックされているため、この共有フォルダにアクセスできません。これらのポリシーは、ネットワーク上の安全でないデバイスや悪意のあるデバイスからPCを保護するのに役立ちます。」
とか
ネットワークエラー xxにアクセスできません。エラーコード 0x800704f8「組織のセキュリティポリシーによって非認証のゲスト アクセスがブロックされているため」
ネットワークエラー xxにアクセスできません。エラーコード 0x800704f8「組織のセキュリティポリシーによって非認証のゲスト アクセスがブロックされているため、この共有フォルダにアクセスできません。これらのポリシーは、ネットワーク上の安全でないデバイスや悪意のあるデバイスからPCを保護するのに役立ちます。」
とか表示されてアクセスできなくなります。

改善方法としては
【LinuxNAS】Windows 11 24H2でNASにアクセスできない場合の対処方法 | アイ・オー・データ機器 I-O DATA
Windows 11 でNAS(TeraStation、LinkStation)に接続できません | バッファロー
NASの方にIDとパスワードを設定し、PCの方に資格者情報を記録する。=IDとパスワードを入力してNASにアクセス。
もしくはnasneやその他IDやパスワードが設定できない簡易NAS的に使う場合
【RECBOX/オーディオサーバー向け】Windows 11 24H2でNASにアクセスできない場合の対処方法 | アイ・オー・データ機器 I-O DATA
ゲストログオンを有効にして、デジタル署名を無効にする必要があります。HomeとProではやり方が違い、Proの方がわかりやすいですかね。
Proですと[Windows]キーを押しながら[R]キーを押し「gpedit.msc」と入力。ローカル グループ ポリシー エディタが開いたら
[ローカル コンピューター ポリシー]→[コンピューターの構成]→[管理用テンプレート]→[ネットワーク]→[Lanman ワークステーション]→「安全でないゲスト ログオンを有効にする」を「有効」にします。
[ローカル コンピューター ポリシー]→[コンピューターの構成]→[管理用テンプレート]→[ネットワーク]→[Lanman ワークステーション]→「安全でないゲスト ログオンを有効にする」を「有効」にします。


「デジタル署名を無効にする」
こちらは元々無効になってる場合が多い気がしますが、有効であれば無効にします。

[コンピューターの構成]→[Windows の設定]→[セキュリティの設定]→[ローカル ポリシー]→[セキュリティ オプション]→
「Microsoft ネットワーク クライアント: 常に通信にデジタル署名を行う」
[コンピューターの構成]→[Windows の設定]→[セキュリティの設定]→[ローカル ポリシー]→[セキュリティ オプション]→ 「Microsoft ネットワーク クライアント: 常に通信にデジタル署名を行う」で無効にします。
で無効にします。

ただOSのセキュリティレベルを下げる事になるのでなるべくやらない方がいいですかね。

ちなみにですがソニー版nasneはそもそもSMB 1.0を有効にしていないとアクセスができないので最近のWindows 11なら基本は接続できません。
Windows 11 Pro 24H2でSMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート 設定画面「Windowsの機能の有効化または無効化」
コントロールパネルの「プログラム」→「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポートで「SMB 1.0/CISF クライアント」をOnにして再起動をかける必要があります。・・・・SONY版nasneへアクセスするために「安全でないゲスト ログオンを有効にする」を「有効」にする前にSMB 1.0をONにしてみたのですがそれだけで接続できた。SMB 1.0では認証関連、「安全でないゲスト ログオンを有効にする」は関係ないのか?

更にいうとmacOS 12系列ですと特に何もしなくてもSONY版nasne、Buffalo版nasneの共有フォルダに接続、アクセス出来ました。最新のMacだとどうだかわかりませんんが。


という事でメモでした。

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