日経朝刊の日経プラスワンに「お酒に強い人 弱い人 何が違うの?」という記事がありました。よく知られているとおり決め手はアルコールの分解能力。アルコールが体に入ると肝臓でアセトアルデヒド(毒性)に分解され更に無害な酢酸に分解されますがこの能力は人によって、そして遺伝によってだいぶ違いアセトアルデヒドの分解が間に合わず体に蓄積されてくると気分が悪くなったり顔が赤くなったり心臓がどきどきしたりという状態になります。
この分解能力は基本的に遺伝で決まるので元々弱かったのが酒を飲んでいるうちに強くなるというのは基本的にはないらしい。元々強い人が呑んで鍛えられるというのはあるかもしれませんが。
お酒に強いか弱いかは飲んでみれば一目瞭然ですが簡単に分かる方法があります。パッチテストという事でアルコールで湿らせたガーゼを皮膚にあて子供の場合だと7分ぐらい後にはがしてすぐに赤くなればかなり弱い、はがして10分後に赤くなれば弱い、それでも変化がなければ強いと。
ちなみに酒に弱い人がいるのは黄色人種だけとの事。
世界の様々な人種、地域の2500人以上を対象にお酒に強い遺伝子(酒豪遺伝子)を調べたところ、白人と黒人は100%。しかしアジアでは低く特に日本人は56.4%。
人類の祖先が20~30万年前にアフリカで誕生し10万年ほど前に一部は中東から欧州に移動して白人になり一部はアジア地域に向かって移動を続け黄色人種になった。
その時点までは人類は全般的に酒に強かったが黄色人種の一部が中国南部で突然、お酒に弱い遺伝子を持つようになりそれが中国全土や韓国、日本に移動したのでは?という話があるという。
日本国内ですとお酒が強い上位3位は秋田(76.7%)、鹿児島(71.4%)、岩手(71.4%)。弱い方からだと三重(39.7%)、愛知(41.4%)、石川(45.7%)だという。これらの遺伝子の流れからお酒に弱い人達が中国大陸から九州北部、瀬戸内海を通って日本の中心だった近畿周辺に移り住んだのが浮かび上がってくると。
日本地図でお酒に強い所を見てみると東北、北海道と埼玉から日本の中心部はそんな強くない地帯が続き四国の下の方(高知)と九州も南の方が強い感じになっています。確かに上記で書いた流れで太古の昔に人々が移動したっぽいですね。
日本人の5割が酒に強く、3割が少し飲め、1割がまったく飲めない人だそうで。
それにしても白人、黒人の酒豪遺伝子100%だったとわ・・・・お酒の文化が栄えるわけだわ。