2013年9月7日土曜日の日経朝刊 日経プラスワンの連載、エコノ探偵団で「温泉施設なぜ減る?」という記事がありました。
温泉のある旅館や入浴施設は全国で毎年300前後のペースで増えていたが、2005年~2007年頃から減少傾向に転じているという。
2007年の東京渋谷の温泉の爆発事故により、温泉法が改正され、温泉を掘る際には隣の敷地から8メートル以上離さなければならなくなったという。新たな規制が出来た事により、広い敷地がない都市部では温泉を掘りにくくなった、と。
増えない理由は上記、では減っている理由は?
まず一つはリーマンショック以降の景気悪化。経営が苦境にあった古い旅館がつぶれ、最近は日帰り温泉施設利用も頭打ちという。
2つ目の理由としては温泉地に。温泉ブームにのって開発しすぎてその反動が。2004年の白骨温泉の入浴剤を入れていたり温泉を偽装していたりと様々な不正が明らかになり不信が高まりました。翌年、17年ぶりに施設は減っていたという。
三つめ。最近若い人は温泉に入る人が減っており、旅行では温泉入浴よりかはグルメに重点置かれることが多いという。
4つめは資源の枯渇。自噴式な温泉であれば能力以上の温泉を使う事はないでしょうが最近はポンプ式でくみ上げているのが多く、更にお湯の供給能力以上に大きい湯槽を作ったりして使い続けているとお湯が足りなくなったり・・・・古い歴史を持つ温泉地でも温泉施設が増えすぎて1軒あたりに割り当てられる温泉の量が減ったり、成分が真水から海水に変わってしまった温泉もあるという。
それでも経営を続けるにはお湯を循環させたり、水道水を混ぜて使うしかない。
最後に地域住民による管理で温泉を守っている場所があると言う事で長野県の野沢温泉が紹介されていました。野沢では惣(そう)という自治組織が温泉や共有林、文化などを守っている。
13ある共同浴場などを惣が管理し、村も条例を作り外部資本も含め事実上新しい井戸が掘れないよう規制しています。野沢温泉の湯量は豊富で旅館や共同浴場はほぼ全てお湯を循環させない源泉掛け流し。
「生まれたままの新鮮な湯は老化を防ぐ作業が強いことが研究でも明らかになっています。」
長時間空気に触れたり、消毒用の塩素を入れたりするとこの作用は失われていく。
「温泉の持つ力量に応じて浴槽を作るべきなのです」と野沢温泉観光協会会長の森さん。
私もそう思うわ。
また温泉行きたくなってきたな。
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