今日(2013/09/29)の日経新聞朝刊の記事です。「シリーズ検証 危機はさったか5 リーマン・ショック5年 麻生太郎元首相の証言 ドルの安定 中国に説く 結束の裏 G20虚々実々 IMF強化日本が先導」という記事がありました。

細かい違いは少々あるものの、中身は
みたいな感じですわね。この事が日経の記事になるとは思いませんでしたが・・・・
リーマンブラザーズが2008年秋に破綻。これを引き金に世界的金融危機(世界同時不況)が起こったわけですが当時はいろいろと凄かったですよね・・・・
ウォール街が揺れ、アメリカ経済が奈落の底へたたき落とされたあの当時。基軸通貨のドルの黄昏がささやかれはじめていたわけで・・・・
2008年9月15日、リーマンブラザーズ破綻。当時自民党の総裁選の最中にあった麻生さん。「対米輸出が落ちて日本もエライ目にあう」と思ったとの事、で9月24日には麻生内閣が発足。
10月23日に北京で開かれたアジア欧州会議(ASEM)に先立つ日中首脳会談で麻生総理は胡錦濤国家主席とリーマンショックについて議論を交わしました。
当時は欧州首脳の間に米国発の金融危機に乗じてユーロの地位向上をもくろむ動きもあったという。
外貨準備で多額のドルを抱える中国の動きには世界中が注目していました。
麻生総理は胡錦濤国家主席に対して
「中国と日本は外貨準備のドル保有残高で世界1、2位だ。ドルを安定させることが重要である。それが日中両国の経済にとっても利益である」と述べ慎重な対応が必要だ、と話たとの事。
胡主席とは中国経済についても話し
「米国景気の悪化で対米輸出が激減し、輸出を米国に依存する中国の景気も悪化するだろう。従って、中国は内需拡大に精力を投下し、インフラ投資に重点を置けばいいのでは」と話すと胡主席はノートを取り出しメモを取っていたという。これはグローバルインバランスの事かな?
その後、中国は4兆元(60兆円)の経済対策を発表しました。内需を、というアドバイスを聞き入れたのですかね?中国。一方、IMFに同じ事を言われてやらない、どっかの半島の国がありましたね・・・・今、苦境のようですが・・・
麻生政権は早期の衆院解散を念頭に動いていましたが、リーマンショック後に北京の会議でフランスのサルコジ大統領やドイツのメルケル首相が「日本は本当に解散するつもりなのか?」「米国は大統領選で半年は政治が動かなくなる。日本の与党が解散するのか関心がある」と麻生総理に聞いてきたため、路線を変更したらしいですね。当時、欧州はアイスランド、アイルランドが国家存亡の危機に陥っていた為、日本には経済大国としての責任があると両首脳の話で重く受け止めたという。
だから「政局より政策が大事」と言い始めたのだとか。
10月11日、出張先の静岡県浜松でホワイトハウスから秘書の携帯に電話が入り、金融危機に対応するためのサミットを開きたい、との話があったそうな。その際に麻生総理は「G8だけでは今回の危機に対応出来ない。アジアからは経済力が増している中国、印度、韓国、資源国としてオーストラリアを加えたらどうか?」と提案。実際には更に南米の国も加わりG20でサミットが開かれました。
米国で行われたG20のサミットで麻生総理はただ一人、短期、中期、長期の提言をしたためて席上で配布。実際の行動でも日本はカードを切りました。IMF(国際通貨基金)に日本の外貨準備から1000億ドル(1ドル100円なら10兆円)を融資すると表明。外貨準備から、がミソですかね。
フランスのサルコジ大統領は「1000億ドルだって!!?」と桁違いといった表情で声をあげたそうで・・・
麻生総理が「ワン、ゼロ、ゼロ、ビリオン」と念を押すと周囲から拍手が起きたそうな。
この後、中川昭一さんの話も出てきます。というかIMFへの話の経緯にイギリスのブラウン首相も出てくるのね・・・なんというかしたたかやね・・・・
ただこれだけやっても日本への影響は凄まじく、2009年の日本の成長率はマイナス5.5%と戦後最悪の景気後退になり、各国中銀も連携して当初は動いた物の、途中からはそれぞれ好き勝手やりまくり、通貨安競争に突入する事になるのでした。
何もやっていなければもっと酷い事になっていたのでしょうがね・・・・・