Prime ReadingでCOURRiER Japon (クーリエジャポン)[電子書籍パッケージ版]2020年7月号 [雑誌] Kindle版【「日常」を取り戻すためにいま私たちがすべきこと】: YUU MEDIA TOWN@Blog

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2020年10月11日 (日曜日)

Prime ReadingでCOURRiER Japon (クーリエジャポン)[電子書籍パッケージ版]2020年7月号 [雑誌] Kindle版【「日常」を取り戻すためにいま私たちがすべきこと】

引き続きPrime ReadingでCOURRiER Japon (クーリエジャポン)[電子書籍パッケージ版]2020年7月号 [雑誌] Kindle版をダウンロード購入して読みました。

Prime ReadingでCOURRiER Japon (クーリエジャポン)[電子書籍パッケージ版]2020年7月号 [雑誌] Kindle版「「日常」を取り戻すためにいま私たちがすべきこと」
Prime ReadingでCOURRiER Japon (クーリエジャポン)[電子書籍パッケージ版]2020年7月号 [雑誌] Kindle版「「日常」を取り戻すためにいま私たちがすべきこと」。

特集記事の前の「パラリンピック車いす陸上選手の最期の3年間に米紙が密着 元パラリンピック金メダリストはなぜ安楽死を選んだのか」と2019年10月にベルギーで安楽死したマリーケ・フェルフールト選手、その密着取材のお話。
元金メダリストはなぜ自ら「安楽死」を選んだのか | クーリエ・ジャポン
ベルギーは2002年に安楽死できる法律ができ、医者にちゃんと認定されれば安楽死が出来ます。難病の複合性局所疼痛症候群(CRPS)、もしくは進行性四肢麻痺と判断された彼女。安楽死という希望があるから生きていられる・・・・それまで生きていくための糧とできる・・・・
そして実際に死ぬ時は担当医師立ち会い。そして「安楽死処置用の薬物は家族が購入しなければならないと法律で定められている」これ、きっついな・・・・・親が自分の子供を殺すための薬を買わなければならない(場合)もあるのか・・・・担当医師が本人に確認し薬を投入、20時15分、死去。翌朝、親が目を覚ますと死んだ娘と会話しているのに気がついた。「マリーケ、いまどこにいるんだい?」
・・・・・

これとか
COURRiER Japon(クーリエジャポン) 2016年 03 月号「対テロ戦争から年収まで「価値観"大転換"」最前線」(2016年02月07日 (日曜日))
「遠い未来での「再開」に賭けて恋人は脳の冷凍保存を選んだ
肉体は死に、脳を冷凍保存・・・・・未来での技術進歩で脳内の情報や心をコンピューターにアップロードできるようになる時代到来を信じて・・・・脳を保存したキムさん、最後のキムさん父の「キム、お父さんだよ。ちょっとメッセージを残しておこうと思って」はなんかくるものがあるな・・・・・」

を思い出しますね・・・・・
当時の記事読んだ時も、既に子供は居ましたが、今読み返すとなおくるものがある・・・・・・

そしてメインの特集
「「日常」を取り戻すためにいま私たちがすべきこと」です。日常を取り戻せ、というキャッチフレーズは2011年の時のアニメ日常のを思い出しますが、そんな日常というのものがえらい遠くに行ってしまった感がございます。

「そして政府当局から矛盾する通達が出され、どんな行動がリスクを伴うのかを、たいていは市民が日々診断しなければならない羽目になるだろう。例えば当局が商店の営業再開を認めたとしても、安全だと納得出来なければ従業員や客は戻ってこない
おおよそ、新型コロナの性質は現在では分かってきていますが、最初はどこもかしこも二転三転、でございましたわね。日本の場合は当初からクラスター追ってたり、三密回避という事でおおよその基本はあっていた気がしますが学校閉鎖とか緊急事態宣言は必要だったかどうかは、もう少し検証あった方がいいかもしれませんな。

「SARS、エボラ出血熱、豚インフルエンザの流行時の調査で、不安、鬱、怒りがほぼ世界レベルで急増した事が記録されている。しかしその一方で、コントロールの感覚を取り戻そうとする行動も増加した事がわかっている。食事制限や衛生状態の向上に励んだり、新聞をよく読むようになった。」

パンデミックの最中には、コンサートや結婚式のようなイベントは数日先か、数週間先のものしか計画できない。制限レベルがいつ、また引上げられるかわからないからだ。旅行の計画や仕事の約束、人付き合いさえも日和見的で短期間になるだろう
これが困るんですよね。世界(特に欧州)では第2波、3派が来るかもで一時的にロックダウンかけてたりしてます。日本ではないと信じたいですが、状況次第では緊急事態宣言に近いものが発令されたりする可能性はゼロではない為、予定とかが非常に立てにくい。Gotoとかやってるのでいきなりばっさりはないとは思うのですがそれでも可能性があるとねぇ・・・・・

「過去の危機の事例から、深く押し込められたトラウマは、危機が去ったあとにようやく表面化すると研究者達はみている。」
何かしらの手段でこのコロナ禍が解消されても、その後にやってくる何かもあるという事ですね。

「ハーバードの名物教授(マイケル・サンデル氏)が訴える「コロナ危機で多くを失うだけでなく、多くを得る為の「議論」をしよう」」の記事。

「能力主義はまた、頂点に上り詰めた人達の間に道徳的には好ましくない態度を生み出す。成功は自分で掴んだものという意識が強ければ強いほど、他者に恩義を感じず、市民同胞への義理を感じなくなる。出世や努力がひたすら強調される事で、勝者は自らの成功に酔いしれ、能力主義社会で認められないものを見下すようになる。こうした姿勢が過去40年間、市場主導のグローバリゼーションに付随してきた」

COURRiER Japon(クーリエジャポン) 2016年 03 月号「対テロ戦争から年収まで「価値観"大転換"」最前線」(2016年02月07日 (日曜日))
富裕層が現在の地位や富は自分の力だけで築いたわけではないと認識すべき。国家や社会に助けられた事実に気づけば、取り残された人々を支援する義務があると悟るでしょう。格差の負の側面を解消するには、全国民の健康と教育が改善されなければならない。なぜなら社会は個人の集合体だから」
これを思い出すようなお話ですわね。

「国を動かすエリート達は過去数十年間、アメリカ国民の3分の2を占める学位を持たない人々の生活を向上させるためにほとんど何もしてこなかった。また本来、政治の中心にあるべき課題の1つと迎えってこなかった。それは「地的職業階級の特権を持たない国民が、家族を支え、地域社会に貢献し、社会的評価を得られる尊厳ある仕事をどうすれば確保できるか」という課題だ」

世界の支配者層、国際派エリート層、知識階級の敗北?アメリカ大統領選でトランプさんが勝ち抜きトランプ大統領爆誕!(2016年11月09日 (水曜日))
本当の謎はなぜ支配層の目に現実が映らなくなったかだ。おそらくそれはエリートの孤立によるものだろう。」
本当にやらなければならない事をやらずにほっといたらこうなった、という感じなのかな・・・?

この危機の中で必要不可欠な労働者の多くは学位が必要のない仕事についている。
「私達は彼ら(学位が必要な仕事ではなくトラック運転手、倉庫作業員、配達員、警察官、消防士、公共施設の保守作業員、衛生作業員、スーパーのレジ係、在庫管理員、看護助手、病院の用務員、訪問介護員など安全な自宅で仕事したりZOOM会議をする贅沢ができない方々)の働きに感謝するだけではなく、緊急時に限らず平時においても、こうした労働者の貢献の新の価値を反映した報酬と評価を与えるために、経済と社会を再構築すべきだ

今まではバランスがおかしかったので今後はそれをただす方向に行くべきなのかもね。


フランスの知性が継承を鳴らす「コロナの被害を拡大させたのは国の産業を弱体化させた政治だ」歴史人口学者、エマニュエル・ドット氏。

「文化が似ていると死亡率も似ている。個人主義で自由な文化の国々(英米やラテン諸国)が今回のパンデミックで被害が大きいのに対し、権威主義的な伝統がある国々(日本、韓国、ベトナム)や規律を重んじる国々(ドイツ、オーストリア)ではさほどでもない?
だからといって今回、ウイルスで被害が大きかった国々は長期的にはほかの国々より失敗しているわけではない。フランス、英国、スウェーデンは人口の再生産がそれなりの率、しかしドイツや日本はそうではない。国の存亡を決めるのは出生数であり、特定の死因の死者数ではない。ですから全体のバランスを見失ってはいけません。」

「ドライな分析で大変恐縮ですが、社会の活力の尺度となるのは、子供を作れる能力であり、高齢者の命を救える能力ではありません。もちろん、お年寄りを救うのは道徳上、絶対しなければならない事ではあります」

「問題はフランスに産業機構が残っていない事です。大事なのはかつてのように工場、労働者、エンジニアに頼れる国にする事です。そのためには通貨発行の能力を取り戻さなければなりません。債権の一部をデフォルトして、債務から解放され、ユーロからも解放されなければいけません」

「この国が倒れずに済んだのはトラック運転手、スーパーのレジ係、看護師、医師、教員のおかげであり、金融マンや法律を巧妙に操れる人のおかげではなかったのです。」
上でマイケル・サンデル氏も同じような事を書いていたね・・・・・

「フランスは中国に工場を移動させ、中国はフランスにウイルスを移動させ、マスクや医薬品の生産は中国に残り続けるのです。私達フランス人は笑ってしまうぐらいに愚かです」
これは日本も・・・・・まだフランスよりかはマシかもしれないけど・・・・

「サピエンス全史」著者が語る"怒りと希望" 世界規模の災禍を体験しても人類の死生観は変らない。ユヴァル・ノア・ハラリ氏。

「人類最高の知性は死を打ち負かすのではなく、死に意味を与える事にあくせくしてきた」

「科学革命が訪れた。科学者にとって死は神の定めではない。死は単に技術的な問題に過ぎないのだ。人間が死ぬのは、神がそう定めたからではなく、何か技術的な問題があるからなのだ」
Dr.STONE見てるとこういう考え方、納得出来ますわねw

「何世紀もの間、人々は宗教で自分を守り、死後の生において永遠に生き続ける事が出来ると信じていた。だが今日、人々は宗教に代わって、科学で自分を守る方向に転換しつつある。」

「よりよい哲学を担うのは一人ひとりの個人だ。私達に代わって医者が存在の謎を解いてくれるわけではない。だが、医者は私達が哲学的な問題に取り組む時間をつくってくれる。その時間を使って何をするかは私達次第だ」

いろいろ考えさせられるお話でございました。

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Posted by 封神龍(酒) at 2020年10月11日 19:17 | 【所属カテゴリ: お勧め商品【本・】2】【コメントについて】【トラッくバックについて】【RSS登録についてRSS登録

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