2013年8月2日の日経産業新聞の記事です。「東京・足立区、PC3800台再生 仮想化で安く新型OS」という記事がありました。
Windows XPはもうすぐサポートが切れ、Windows 7やWindows 8もしくはその他最新OSへのアップデートが望まれますが、パソコンまるごと買い換えて設定やらデータ移動やらその他その他やると費用が凄まじく、金がなくて躊躇している自治体や企業もあります。
そんな中、東京都足立区は仮想化技術で最新環境を安く調達する事に成功しました。
パソコンは普通のWindowsXPパソコン、しかしログインすると表示されるのは7の画面。XPを7にアップデートしたのではなく仮想化で対応、と。MicrosoftのハイパーVで「デスクトップの仮想化」をしているわけですな。更新時期がきた8000台のパソコンのうち、状態のよいもの3800台を継続使用(OSの再インストールや仮想化ソフトを入れてはあるのだろうけど)している。
区立の小中学校108校と区庁舎をネットワークで結び、庁舎のサーバーを増強し、サーバー自体をハイパーVで構築と。そうかそうか、足立区の学校のデータのサーバーは区の庁舎にあるのか。
クライアント側のパソコンには米国紙とリックスの仮想デスクトップ構築ソフト「ゼンデスクトップ」を使用。
画面に映すだけならハードへの負担も少なく、4年ぐらい寿命が延びる、とかなんとか。
旧来使っていたパソコンを再利用する事により3800台のパソコン購入費用3億8000万円が浮いたという。
仮想化で文字入力に遅延が起きたり、動画再生がぎこちなくなったりする事が多いが高速回線などインフラ整備を同時に進めた結果、「以前より体感速度はだいぶ速い」と喜ぶ教員も。
データの引っ越しも不要、環境も働く学校が変わっても自分のIDとパスワードでログインするだけ。前はUSBメモリなどで持ち運び、再設定などをしていたという。
これまではパソコンに問題が起こる度に現地に赴いて対応していましたが仮想化によりサーバー見ればよくなったので運用コストも低減。集中管理でセキュリティも高まり、運行コストは年1~2割下がったという。
パソコンで電源を入れ立ち上がるOSはWindowsXP、ログインするまではXPが動くわけですが足立区ではログインするプログラムしか動かないように設定(アプリのインストールも出来なければワードとかもIEも起動できないわけですな)。これはグループポリシーでそういう設定にしたのかな。
確かに直接USBメモリを刺してウイルス感染、とかネットワークから脆弱性をついた攻撃が、とかまだ考えられる問題はありますが閉じられたネットワークではあんまそういう事もないだろうし、最低限のファイアーウォール稼働させておけば一撃必殺は避けられそうで、なかなかのアイデアですな。
これらの古いパソコンが壊れた場合には順次、シンクライアントにでもしていけばいいわけで・・・
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