珍しく発売日直後ぐらいに読めたかな。
元々の上流階級、そして労働者層から上に上っていった人の話がございますね。元々のはまあ生活そのものが上流階級、生活スタイルそのものが違いますな。
仕事と私生活が完全に別な方も。こういう割り切りが凄い気がするな。
あとは日本人から見れば、ちょいと違う世界の話でございますが。
生まれながらにして
「財力があるなら金銭を、自分が与えられた物を他の人と分かち合えば、お互いが豊かになるはずよ」という教え。
名門ロスチャイルド家 女男爵のシャーロット・ド・ロスチャイルドさんの話も。
その他
「自分の主張を他人に伝え、議論する能力をケンブリッジは鍛えていきます」
日本の大学生はもう論外的にこの能力がないらしいですが、ケンブリッジでもそういった能力の低下が見られるのでそういった能力を向上させていきたい、という話も。
オックスフォード大学の名物教授、ポール・コリアー(Paul Collier)教授は語る。
・グローバリゼーション自体は良くも悪くもない
・どうしても豊かになれない10億人が存在する
・日本のアベノミクスは理にかなった政策だ
という話も面白かった。
移民問題にも触れており、移民を増やしたところで日本人以外の人々が増えるだけで、人口問題の根本解決にはならない、と話しています。移民が受け入れられると日本社会に多様性と活力が持たされる一方で、国の貴重な財産である「結束力」が失われるというデメリットもある。両者のバランスをよく考える必要がある、と。
こういう話を見ると
★2009/03/09日経朝刊インタビュー領空侵犯「移民受け入れ慎重に」神鋼電機会長 佐伯弘文氏(2009年03月10日 (火曜日))
を思い出します。
特集とは違いますが、この本を書いている方の話も面白かった。
あと個人的には
「幼少期の記憶が、「できる大人」を作る!」という記事が印象に残りました。
米心理学専門誌メモリーで発表された研究によると、幼い頃の記憶が比較的鮮明な人は、目的意識が高く、良い人間関係を築き、精神的にも安定している傾向にあるという。
幼い頃の出来事を多く覚えている人は自分という人間の本質をより深く理解出来る。
つまり現在の自分に繋がる原始的な体験を思い出す事で、その後の自分の成長を体系的に捉えられる。
それがアイデンティティを形成する事に繋がる。
一般的な人は記憶を遡れるのは3歳半ぐらいまでだという。うちの子の今の記憶は一般的には失われるのか・・・・なんだか寂しいですね。
一方で1歳半ぐらいの記憶も部分的ではあるが覚えている人もいるという。その差は何か。
それは親と子の会話。
親が「今日は何が楽しかった?」と積極的に質問し、答えさせている子はその習慣が少ない子に比べ10代前半で社会適応能力が高く、鬱になりにくいという。
ポイントは出来事があったその日のうちに子供に話をさせる事と「うん」で済ませられるような一言で言える質問ではなく、「誰」「何」「どこで」など子供にストーリーを語らせるように尋ねる事だという。
子供と会話のキャッチボールをしている事により、将来的な部分まで影響を与えるのか・・・・・
というか私もそんなの意識する事無く、今日は保育園で何をしたの?とよく聞きます。誰々とここで何をした、と子供は言うけれども、これは実は重要な事だったのか。
勉強になりました。