本日発売の
週刊 東洋経済 2009年 1/31号 [雑誌]
の第二特集「崖っ縁のソニー」で散々な状態になっているソニーの現状が記事になっております。1月19日に新高輪プリンスホテルで行われたサプライヤー・コンファレンスの前の16日にある敗北宣言がひそかに発表されたという。
「"iPod王国"に今後、ウォークマンは戦いを挑まない」
オーディオ・ビデオ事業本部の新年キックオフ会議で事業部門の幹部が明らかにしたという。
ソニーの没落はその慢心が見え始めるようになってからですかね・・・HDD搭載の携帯音楽プレイヤーでは当初はMP3の再生すら出来ずDRMでがっちがちにして扱いづらいものでありましたし動画再生とかもそうですかね。
プレイステーション2は大成功でしたがPS3では失敗とも言える状態。正直PS1やPS2の時に言っていた事を実現していたらまたゲーム業界では首位を取れたと思うのですがなんか変な方向に行ってしまっていましたね。
ソニーの研究開発は利益に結びついておらずソニーの開発効率はアップルの9分の1程度。ソニー社員の4割が松下製品に脱帽しており購入したソニー製品が予定より早く壊れてがっかりした事があるという問いには85%が「何度もある」「ある」「時々ある」と答えておりそれだけ自社製品に落胆し自信喪失状態な感じに。
サムスン電子に学べ!とか書いてあるけどやってる事は後追いで汎用技術を使い技術とは無縁のような商品を作り売れて喜ぶが目先の成果が上がるだけでは?と。
現役とOBの座談会では「どうしてアップルに頭を下げてiTunesを使わせてもらわないんだ」と上層部が言うようになっていた時期もあったという。
新しい市場を開発して、というよりかは既存の部分で効率化して利益を生む方向に。
一番困る言葉でしょうけどソニーらしさを取り戻していただきたいものです。
東洋経済の第一特集「テレビ・新聞陥落!」ですがまあ新聞やテレビ業界のきついよ、辛いよというような話。
民放のドンが激白という事で日本テレビ放送網 取締役議長 氏家齋一郎氏のインタビュー記事ありましてまあ放送などの問題点に触れてそうかそうかと思う部分もあるのですがネットの部分になるとちょっとなんというか・・・まあこの世代の人ならこんなもんかな?という感じになっちゃいますね。
「ネットが放送を食う?まったくのナンセンスだ」という事で新聞やテレビは歴史があって「もし、ブログに書いてある内容をそのまま信じてしまうような人がいるなら、よほど客観的な考え方ができない人だろう」と。
ブログの部分を新聞、テレビに置き換えても同じ事じゃないですかね?今時テレビや新聞にそんな信用力がないのを知らないのでしょう・・・・・
結局、13歳~49歳までのコア、しかもF1、F2という女性を対象にした番組作りばかりして内容的には稚拙なもの多々やりまくり制作費も削られて更にマイナスなスパイラル。
反面、CSやケーブルなどは伸びてるという。そりゃそうだわな。無料でも面白くもクソもない番組を強制的に見せつけられるよりかはお金払ってでも見たいものを見るわ。
私もテレビは見ないわけじゃないけどほとんどBGM代わり程度。
テレビ番組にしてもアニメにしても下請けへの権利拡充でもっと面白い事になりそうな感じで進んでいるみたいだけどまずコンテンツがありそれがテレビ、新聞、ネット、雑誌、ラジオというかネットだけでそれらをすべて飲み込む可能性がある気もするけどメディアコングロマリットが進めば・・・・・まあいいや・・・・
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