1月6日の日経産業新聞に「古紙利用「おまけ」に泣く」漫画誌付録プリントシート混入 再生紙、品質低下の恐れ」という記事がありました。
年明け早々、全国各地の製紙工場が神経をとがらせている、というので始まり去年販売したとある人気雑誌の付録に含まれる成分が問題となっているらしい。
プリントシートを無地のTシャツやハンカチに重ねアイロンをかけると絵柄が印刷される。このシートに使う「昇華転写紙」には熱で気化する特殊なインクが使われているがリサイクルの現場ではビニールや金属と並んで「混じってはいけないもの」とされています。
製紙工場では古紙を溶かして繊維分を取り出し、再生紙の原料としますが昇華転写紙のインクはこの行程では取り除けず、生産した再生紙には時間が経つと斑点がじわじわと浮かび上がる「アジサイ現象」が起きてしまうとのこと。雑誌古紙類は食品用パッケージに使う白板紙の主原料であり斑点が出てくるのは製品になってから1~3ヶ月後。食品メーカーからカビが生えたと勘違いされて怒鳴り込まれた事も。
斑点が気にならない段ボールには強度の維持や生産性から使えず、生産した紙を数ヶ月おいてから出荷、という状況に。
これまで、この昇華転写紙が雑誌に使われ問題になった事はあっても小数でそこまで影響はなかったらしいのですが今回問題となった少年ジャンプ2010年8月9日号は公称300万部。その影響力はこれまでの比ではないという。少年サンデーもまた、リサイクルに向かないとされるにおい付きの紙を去年の12月発売号で
★週刊少年サンデー、AKB48の匂い付き写真を3号連続で付録に(今日もやられやく)
使ってしまっているようで。
業界的には雑誌が売れ、それがリサイクルされるのが望ましいが最近の売れ筋雑誌はおまけ付きのものが多くリサイクルしにくいらしい。だからといってそれをやめて、と言えば雑誌の売り上げが下がりリサイクルに廻ってくる雑誌も・・・・
一応、昇華転写紙は自粛してくれと古紙再生促進センターが日本雑誌協会に申し入れ、環境保護の観点から日本雑誌協会は紙業界への全面協力を決めたそうです。
しかしいろいろありますな~、環境とかリサイクル業界も。