日経産業新聞で「2011うさぎ力つかめ!」という連載があります。今年の干支はうさぎという事でジャンプが得意で大きな耳で情報収集能力が高いというイメージがある。これらの特徴をヒントにビジネスパーソンも飛躍の一年とするためにはどうしたらいいか?それを有力コンサルタントや経営者の話を元に紹介する記事です。
1月4日のは「若手の力 ジャンプアップ うさぎヒントにした育成法」という事で社内研修について。人材育成を手がけるシェイクの吉田実社長のお話です。
まとめると
1.「出来ない自分」気づかせる
言われたことを理解しただけで「自分は出来る」と思い込まれれば成長を阻害する。ビジネスシミュレーションなど班員や課題の分析が出来る研修方法が有効
2.心(感情)に働きかける
「できない」事を悔しがる気持ちが芽生えない限り、成長する喜びや達成感を得られない。比較的年齢が違い先輩か直属の上司が講師となり自分の仕事での挫折や失敗を克服した道筋を語る。失敗が頑張る気持ちを引き出し、新たな行動に繋がった先輩に「若手が共感して自己を投影出来るよう仕向ける」
3.指示は「意味」から教えてあげる
理由を納得しないと指示通り動かない人が以前より増え、教える側も粘り強さが必要に。今後の仕事の心構えや進め方について指示する場合、なぜその心構えなどが必要なのか理由を説明する事。昔の若手研修なら理屈無しで行動に移させる指示も出来たかもしれないが少子化世代と呼ばれ個性や個人の意思を重視する傾向が強いとされる20代は「理由を納得出来ないと指示通り動かない」場合がよくあるとい。
教育する人同士の連携も当然必要。
しかし3番目のは本当、よく聞く話だし私も多分そうだよな。これを省いている所が多いような気もするしこれは個性がどうとか以前にこれだけ情報があふれてれば最初から歩い程度の説明は欲しい、というのは当たり前の時代になっちゃっているでしょう。後から言うのはもっての他というか論外でもありますし。
これから周りは同郷(日本)の人だけではなく様々な価値観の中で人を動かす必要があるとすれば、こういう理解をさせる、説明を怠らないという努力はより重要になってくるのではないかと思います。もはや最近の若い者は・・・なんて数千年前から言われている事を言っているだけでは済まなくなり、それ以上に多種多様な価値観に対応しなきゃならんわけですわな。
そのためにまず必要なのは・・・・聞き上手になる、という事でもあるかな。
1月5日、「上司から調査指示、ポイントは 耳立て情報感度高く」という記事、ボストンコンサルの北沢真紀夫氏の話でも「まず目的を理解」というのがありまして最後の方に「指示の仕方一つで部下のパフォーマンスが大きく変わる可能性がある」ことに注意したい、と。目的を問い返せない部下は多い、そうした部下に対してどうしてその情報が必要なのかを理解させなければ、無駄な時間を費やすことになりかねないと書いてあります。
こういうのを見ていて日経産業見ていて良かったと思いました。この手の情報は流石、と思いましたし。狙って本を買えばこういうのはいくらでも書いてあるんだろうけどさ。
コミュニケーション、組織に限らず大事ですけどそれがいろいろな所で書かれているという事は本当、欠けている所が多いのだろうなと実感します。
★VB経営虎の巻「腹を割って幹部会議 情報共有で「主体性」に点火」(2010年12月14日 (火曜日))
★博士が語る実践の経営12「法令順守と説明責任」(2010年11月07日 (日曜日))
このあたりの話も思い出しました。
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