★人手不足、ユニクロ変心 販売員1万6000人を正社員に登用 「部下は部品ではない」 :日本経済新聞
2014年4月12日日経朝刊の記事です。ユニクロといえば働き方の話題が多く、ブラック企業とも言われ散々叩かれてきました。過酷労働記事でもユニクロは訴えましたが敗訴。裁判所にブラックと認められたようなものですよね、これじゃ。
そして先日、ユニクロはパート・アルバイト16000人を正社員に登用する方針を決めました。なぜか?それは人材枯渇に相当な危機感を持っているからです。今のままブラック企業なんて評判が続けば人材も集まってこないし、少子高齢化による人手不足は離職率の高いこの会社にとっては非常に厳しいもの。
「時給1000円で人が集まる時代は終わりを告げた」と話します。
ネットではブラックと批判されても急速なグローバル化に対応出来ていない人がそんな事を言っている、と一蹴していましたが、今後は「グローバル化だけではない。日常生活で成長する人生を認める」「成熟社会になると、精神的な安定を求める人が出てくる」「国内事業すべてを180度変える」とこれまでの経営方針を修正する反省会的な記者会見を行いました。
ファーストリテイリングの3年以内の離職率は約30%。最盛期の50%に比べればだいぶ低くなりましたがそれでも高い。業界標準と比べてもなお高いという。
今回の方針転換を受け、成長至上主義だったのが「国内店舗総数は増やさない」とまで言い切りました。
人を集めて店舗を増やすより、1店舗あたりの効率を良くし、売り上げを伸ばす方針。そして今までのような上司が一方的に部下に仕事を強要する「ダメな体育会系体質」を改善するという。
パート・アルバイトではなく忠誠心の高い社員の自発的な個人経営に変え、生産性のアップが急務に。
「部下は部品ではない」「部下の人生を預かる」とこれまでの失敗を自分に言い聞かせていた柳井会長。
これらの対応により福利厚生費などの人件費負担は2~3割増えます。それでもこの方針に動いたという事はよほどの危機感でしょうな。というか大手ですらこうなのに中小で考え方変えられない所はもう相当やばいんじゃない?
ただ店長中心、誤りだったというのはどうかとも思うのですが。全員リーダーシップが発揮出来るような人であればそれは理想的なフラットな組織が作れるでしょうけど、やはりそういった人はごくわずかだと思うのですよね。
★カンブリア宮殿 ユニクロ擁するファーストリテイリングの社長兼会長 柳井正氏(2008年12月15日 (月曜日))
なので働きたい人はいくらでも働いて稼げるように、子育てなど他に能力や時間を集中したい人はそれが出来るような多様な働き方を認める組織にすればええんじゃないですかね?と思いますね。ユニクロは今後、そうなっていくのだろうか?記事を見る限りはそういうふうに進んでいるように見えますが。
ここ最近、新聞見ていても周囲を見ていても人材不足の話が多い。ちょっと前までは生産能力や人材が過剰な時代であったのに(GDPギャップというか40兆ぐらい、リーマンショック後はあったよね?)それが一転して人材不足時代に・・・・・それに対応するには経営側も考え方を変えるしかありませんな。
もう人材不足に悩まされる状況は嫌よ・・・・あと数ヶ月でその環境も変わりますが・・・私の場合・・・