2018年初頭に出た本ですが
結構いいとこ抑えていますね。ただトランプ大統領のあそこまでの動きは予測できていないっぽいですが。
「唯一生き残ることができるのは変化できる者である。かねての大前氏のメッセージであるが、現代を生き残る上で最も必要なのは、変わり続ける事、そしてそのために勉強し続ける事である」
まあこの辺は基本として・技術的な事では常に情報アップデートと常識が変るのでよくある事でございますがあれ、自分も追いつけてないんじゃね?と思う時あります。気付けば当然、アップデートしますがある程度外を見られる環境にあったりしないと、それに気付かぬまま埋もれていくのではないだろうか?そんな思いも感じる事があります。
「米国は今後金利をどんどん引上げていきますので、世界中のお金が米国に集まっていく事になります。クリントン政権の末期も同様にどんどん金利を引上げて世界中のお金を吸引していきました。そういう状況下で米国は二つの景気刺激策を出してくると思います。一つは既に述べたように利上げする事で日本や老い羽州に流出していたおかねを米国に引き戻す事です。これによってドル高傾向が強まります。もう一つは法人税改革です。・・・・・中略~ この結果、米国企業が海外に隠し置いていたお金画米国内に戻ってくるという事が起きます。その額は日本円にして230兆円」
これ、ほぼ当たってますかね・・・・・
「現在の日本の株価の維持は官製相場のたまものです。GPIFの資金でプライス・キーピング・オペレーション(PKO:株価維持政策)を行い、日銀までもインデックスを買い、それで株価が維持されているといった状況です」
これは私もそう思います。
「21世紀の経済というものは、19~20世紀の経済のような重厚長大のがちっとした設備投資が要らなくなっているため、お金が余ってしまうのです。」
「日本の空き家は2013年時点で13.5%ですが、このまま2025年までいくと18%になります。5軒に1軒ぐらいは空き家となる計算です。日本は土地も家もガタガタに空いているのです。」
この前の
★日経ビジネスアソシエ2018年9月号(最終号)「2025大予測」(2018年10月24日 (水曜日))
「空き家問題の記事。2013年では空き家13.5%だったのが2028年には25.7%の予測。約4分の1。マンションは更にやばい事になる、と。既に実感し始めてる感じですなぁ、東京都多摩エリアでも。」
おおよそ、経済アナリスト的には同じような方向ですかねというか東京ですら、郊外ですとこれ既に実感します。家のマンションも古いわけじゃないのですが既に空き部屋がちらほらと・・・・・
23区内、更にいえば山手線の円の中でない限り、今後は相当厳しくなっていくのではないかと。
更には
「生産緑地の2022年問題。これはこのまま開放すると大変な量の住宅用地の供給になりますので、不動産関係者に巨大なダムとバーンと開くようなものです。庶民から見ると家が安く買えるなどのプラス面はありますが、その結果、家賃収入で生計を立てる為に建てられたマンション等が吹き飛んでしまう可能性があります」
この辺もかかわってきます。
★相続税の隠れ増税「小規模宅地の特例」適用厳格化(2012年10月06日 (土曜日))
★DIME (ダイム) 2010年 2/16号「今、みんながiPhoneに買い換える理由」(2010年02月03日 (水曜日))
「日本だと首都圏で1991年に行われた生産緑地法の改定で都市部の農家は30年間農地として耕作する代わりに安い税金を選ぶか、途中で宅地として売り払うことが出来るけれど宅地並みの高い税金を払い続けるかの選択を迫られました。その結果、首都圏の農家の7割が税金が高くても土地がすぐ売れるという事で宅地並み課税を選びましたがその理由の多くが30年間農業を続けたくても畑を耕す自分達が高齢だし後継者もいないから難しいという理由。」
これを思い出します。
「ポピュリズムと右傾化からの揺り戻しがそろそろ始まる」
まあ今までは左側のがやり過ぎてその反動で右側に揺れていたわけ、更に言えばだいたい左右両極端な事やる方々ってやりすぎるのよね・・・・・反動来るに決まってるじゃん・・・・・
「民主主義というものはよほど教育しないと衆愚政治になってしまいます」
そりゃそうだし、それこそ頭が良いとされている方々が導くのであればみんながそこそこ暮らしていける世界にしなければいけないものをそれをしないから衆愚とか言われるような動きになるわけでしょ、頭がいいとかされておきならが全体の動きが見えない、結局は愚な動きなんですよね。
★衰える支配層の力?(2016年08月15日 (月曜日))
「本当の謎はなぜ支配層の目に現実が映らなくなったかだ。おそらくそれはエリートの孤立によるものだろう。」
かな。
★「水曜日のアニメが待ち遠しい: フランス人から見た日本サブカルチャーの魅力を解き明かす」Kindle版購入、書評(2016年04月12日 (火曜日))
「もちろん、「差別はいけない」という理念は絶対に正しい物です。けれど、それを推し進めていた人達の多くは、自分の子供を移民に近づけないようにしました。自分達で主導して、移民とフランス人を混ぜるためのニュータウンを作りながら、自分の子供は移民と関わらせたくなかったわけです。これは社会党やエリート、フランスの左翼風に振る舞いたがる中間層の人々によく見られる偽善的な態度で、のちに述べるように、アニメをはじめとした日本文化にタイしても、同様の矛盾を噴出させていく事になるのです。」
この辺にも近いものを感じるか。
「2017年10月に三越伊勢丹は早期退職促進のため、退職金を最大5000万円積み増す事を発表しました。対象者は部長級では50歳から48歳に引き下げられ、バブル期の5000入社組を含むことになります。従来の退職金にプラス5000万円です。5000万円多く払っても辞めてもらうという事です。この理由がおわかりでしょうか?再教育ができないと思っているからです。~中略~二十数年部下社員の上に胡坐をかいて仕事をしていたような人物に再教育はdけいないというのが日本の経営者の認識なのです。一人解雇するのに7000万円かかるような国は世界中どこ探してもありません。7000万円払うから辞めてくれと言われて49歳で辞める人は能力のある人です。残る人は能力のない人だけになります。この早期退職促進施策は「何を考えているのか?」です。」
「50歳になってから社長にするなどと言うと、入社して30年間はサボるのです。これは人間の性です。たからリクルート江福氏のように10年で首だと最初に伝えるのは、やはり天災的な発想だったと思います。ただ、実はこういうシステムは、今や世界的には決して珍しいものではなくなってきており、むしろ世界標準だとさえ言えます。」
この辺を見ていては
★「自分がここまで無価値とは」40代惑いの10年(2011年11月30日 (水曜日))
を思い出しました。
で、今後身につけておきたいトライリンガル、その内訳は
「トライリンガルというのは、日本語、英語、プログラミングの3言語です。」
と。これも実感するなぁ。
面白い本でした。
関連
★大前氏「日本のハブ空港として理想的なのは羽田でなく千歳」(2010年11月23日 (火曜日))