日本航空(JAL)の再建問題で騒がしい世の中ですがもう一つの航空会社、ANAも上期(2009年4月~9月)の決算としては30年ぶりに営業赤字を計上しリストラを加速させるそうです。グループ航空会社を7社から3社に集約し間接部門の人員を20%削減(約1000人)、柔軟な勤務態勢などで従業員あたりの生産線を約10%向上を目指すとのこと。
これで来期は1000億円のコスト圧縮を見込んでいます。
リーマンショックからの世界的不況で収益の高いビジネス客が離れ新型インフルエンザで旅行客も減りJALだけではなくANAも苦境に陥っています。ただしJAL程ではないのはやはり結構先手を打って動いていたから、ですかね。
・国際線の運行規模の差
国際線で比べるとJALの規模はANAの約3倍。国際線はビジネス需要が高く景気低迷の影響をもろに受けANAは前年同期比で650億の減収、JALは2000億近い減収の可能性。まあこれは景気が良くなれば収益が相当よくなるのでしょうけど
・老朽化した燃費の悪い大型機をJALは結構保有
旧型大型機B747-400を日航は30機保有で直近5年間は財務体質悪化の為に投資を抑制、全日空は11機で「無理して老朽機の退役を加速させた」。
更に最新鋭のB787を全世界に先駆けて導入予定。
リストラ速度も全然違いJALは2002年に日本エアシステムと経営統合した際に社内融和を優先させた結果、人員や子会社整理に踏み込まなかった。
ANAは競争激化の危機感から航空貨物事業の縮小やホテルの売却などでリストラを急ぎ本業に能力を集中。
これらの違いもあり両者には相当な差がついてしまいました。
・・・まあ・・・ANAの株価も私が買った時に比べると半額近くなりましたけどw
★週刊ダイヤモンド2009年3/28号「ホテル&旅館大淘汰」(2009年03月29日 (日曜日))
>景気の良い頃にホテルを買いまくって育ててみたものの、
>このご時世じゃ売れない。このホテルの買収もバブルだったんですな。
>そんなんで一番いい時期にホテルを売却したのがANAらしい。
★ANAの株主優待券使って飛行機チケット購入(2008年12月31日 (水曜日))
★ANA、年内に紙の航空券を廃止、FeliCa&QRコードに全面移行(2007年07月10日 (火曜日))
★楽天と全日空、「宿泊+航空券」を自由に組み合わせる「ANA楽パック」を開始(2006年10月25日 (水曜日))
★カンブリア宮殿「ピンチをチャンスに変えて困難を乗り切れ!!」全日空(ANA)会長「大橋 洋治」(2007年01月29日 (月曜日))
★ガイアの夜明け JAL再生の現場(2008年05月27日 (火曜日))
★エアライン&エアポート世界大激戦>週刊ダイヤモンド2008 6/28号(2008年06月29日 (日曜日))