うちでも長らく使っているMac OS X Serverなのですが10.7になって大きく変化したようですね。

ざっと書いていくと
・Lion Serverでは標準ではrootユーザーログイン不可
└無効化されてます。有効化は出来ます。クライアントOSは昔から無効化されてましたよね。
・WebDAVによる共有はApacheを使う物の拡張されログインしたユーザーのアクセス権限で共有領域のファイルやフォルダを扱えるようになりました。
└前は_www権限だったのでファイル共有としては今回の方が使いやすいですよね。
・サービスアクセス権はデフォルトで有効
└ワークグループマネージャーで作ったユーザーはデフォルトではファイルサーバーにアクセスすら出来ない。Serverアプリで作ったユーザーはほとんどのサービスアクセス権限が付与されているもののワークグループマネージャーで作ったユーザーはほとんど権限なし。これはバグではなく仕様。これ・・引っかかった覚えがw
・ACLは許可のみGUIで指定可能
└拒否(削除などの権限)はコマンドラインからやるしかない。
・FTPやNFSはサポートがなくなりGUIでの設定不可。機能としてはあるのでコマンドラインからは可能。
・メールについてWebメールがSquirrelMailからRoundCubeに変更
・WebについてはGUIによる設定不可。全部コマンドラインとかテキスト編集とかで
・NetBoot
└特に変更無し。
最近はNetBootでの運用は減ってきており、話題になった東京大学も2012年からローカルからの起動のシステムに変わるそうです。ディスクやMacの故障率が大幅に減ったからだそうで。効率的にシステムをインストールしたり管理したりする仕組みが欲しくなりますがそれはDeployStudioというのが評価されており各地で使われているそうです。
という事で結構変化のあったMac OS X Server v10.7 Lion。GUIで出来なくなった作業の多くはserveradminコマンドで変更可能のようですが管理業務、GUIよりかはコマンドラインでの作業が増えそうですね。
・・・・それならMac OS XでなくてもFreeBSDやLinuxでいいような・・・・NFSはともかくFTPとかWebの設定はGUIで出来るようにして欲しかったな・・・
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